観たもの:「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」「JAGUAR BEAT-ジャガービート-」

「ディミトリ~曙光に散る、紫の花~」

ざっくりと言って良作。

衣装がどれもこれも豪華にして繊細で素晴らしい。眼福。

圧巻のジョージアン・ダンス。体力おばけ星組最高。

ジョージア、モンゴル、ホラズムの三者三様の兵士が全部かっこいい。

ジャラルッディーン様かっこよすぎ。

ジャラルッディーン様がかっこよすぎるせいで、ルスダンたちが幼く見えてしまうのが残念。ルスダンがジャラルッディーンの要求を飲んでいれば多くの国民の命が救われたはず。イスラム国の王子であるディミトリなら前夫でも無下にはされないだろうし。ギオルギは政治的安定のために妻を手放したのにルスダンは何も学ばなかったんだなと。ディミトリは離婚してでもホラズムと和平を結ぶ道を探っていたけど、統治者である女王に相談もせずこそこそしていたら疑われても仕方ないかもしれない。勘違いで殺されたミヘイルはただただ不憫。

ジャラルッディーンは主人公に敵対する相手ではあるものの、幼くして家を出されたディミトリにとっては庇護をもたらす父親のような存在でもあるという、このキャラクター設定の奥深さに対してヒロインたちは薄っぺらく感じてしまう。いちばん盛り上がるのは、ディミトリがジャラルッディーン様の腕に抱かれるところですよね(断定)。美しい王子を女王と帝王が取り合う三角関係の話だと思うと、どうしてもジャラルッディーンに肩入れせずにいられない。

ナサウィーも、ディミトリの裏切りを知ったあとも敬意を失っていないところがとてもいい。モンゴルのことは「蛮族」と言い放っているけど、ホラズムは洗練された国として、ただの敵国として描いていないところが興味深い。

 

JAGUAR BEAT-ジャガービート-」

問題作なのは間違いない。最初こそ圧倒されて何も残らなかったけど、3回目にはやっと楽しむ余裕ができた。でも、同じチケット代を出してるんだから1回で満足させてくれ。

 

「HELL DESERT」「JAGUAR BEAT」

ブラックパピヨン、全員男役かと思ったくらいかっこいい振付でかっこいい(語彙力)。

ロケットって客席全体が手拍子してさあ追い込みだって盛り上がりやすいものだから後ろにある方が自然だなって思う。あえて前に持ってきた狙いがわからない。

イエモンを歌う礼真琴が宇宙一男前。

 

「PARADISE JUNGLE」

超路線のボーイさんたちがそれぞれのめっかわ新公ヒロといちゃちゃしてるのたまらないですね!!!! そこしか観ていないので本筋がどうなっているのか全然わかりません!!!!

 

「MACHINE GIRL」

先ほどのシーンでストーリーを見失うのでまじで意味わかんねーと思いながら観ている。

女豹ちゃんたちの耳が丸くて熊の子みたいなのどうなの。

 

「CRYSTAL FANTASY」

パンフを読まないと何が始まったのか理解できない派手派手ギラギラ中詰め。

ここのワイルドキャットも衣装が野暮ったくて残念。全体的に猫系の娘役はもっとエロ可愛くしてほしかった。

 

「NARKISSOSー星の砂漠の恋人たちー」

ここも突然何が始まったのかわからないシーン。パンフを読むとこれでマーリンがいなくなってめでたしめでたしなのか。

 

「THE PERPLE COMMANDO―君に逢いたくてー」

クリスタいつ歩けなくなった???

 

「CRYSTA―ガラスの中の聖夜―」

 

「HEAT BEAT!」「JAGUAR THE FINAL」

男役群舞の曲がフジテレビの野球中継の曲で、そういや曲名「JAGUAR」だったわって思い出した。これから野球を見る度に思い出すでしょう。

この場面の衣装もなんか受け付けないんだよなと思っていたら男役が布を頭に巻いているんだけど、バンダナとかハチマキとか頭に巻く系に苦い思い出があるジャニオタだからだった。

すっごい踊ったあとにアップテンポのナンバーを歌い上げる娘1の体力おばけっぷりに星組の真髄を見た。

あと、2/5のソワレで天飛くんをロックオンしていたら、夕渚さんが天飛くんのほっぺをつまんでた……。幻を見たのかと思った……。